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高 坂雄一 / 近況フォトアルバム

[No130/2007年4月3日、トド(アシカ)猟]


先週末に余所者がキンコーラス前のナス河でトド猟を行ったと言うことを聞いた。

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トド(Steller Sea Lion)はアシカ類の中で最大になる種類、太平洋岸北部に生息する。

トド
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%89%E5%B1%9E
http://en.wikipedia.org/wiki/Steller_Sea_Lion

アシカ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%82%AB
http://en.wikipedia.org/wiki/Sea_Lion

昔からキンコーラスのニスカ族はこのトドに、日本人やイヌイットが鯨を食べたように接してきた。捨てる場所はないというくらい食べるのだが、特に鰭の部分 は中国人にとっての鱶鰭のように珍味とされる。

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が、この余所者(ニスカ語ではカムシュワ、主に白人に使われる)たちは一頭獲るとあまりの大きさに肉が多すぎて必要な部位を切り取った後、他の部分は河に 流そうとしたらしい。

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で、この光景を見ていた地元の猟師がそんな無駄なことをするもんじゃないと言って、他の部位は長老などに配るからと没収したのである。

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さて余所者が船をトラックに繋げて陸に上がろうとするとトラックはトドの血糊で滑って引っ張りあげることが出来ないばかりか、トラックも危うく河に入ると ころで止まった。

このような場合、迷信深いニスカの人々は、「トドが怒って河に引きづり込んだのだ」と言う。

それでも親切な地元の人々は無線で村人を呼びみんなで引きづり揚げてやったそうである。

日本昔話のような話がいまも起こっているのがこのナス谷である。

http://mixi.jp/view_album.pl?id=1322147
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