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Canadian North and Aurora Borealis

極北カナダとオーロラ [No030/2005.11.11]

ニュー・アイアンチでは11月6日、例年より遅れて初雪が降った。 9月上旬 から夜間温度が零度近かったというのに霜が数回降りただけだったというのは、大雨や強風、嵐の所為だったのだろうか。 冬が近づくと越冬のために南下する 白鳥がユーコン準州方面からやってくる。 10月の終わりから数頭づつ小さな群でやってきた。

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Trumpeter Swans along the Nisga'a Highway 2005年11月10日

ここからさらにカリフォルニアまで南下するということなので、この付近には数 週間ほどしか滞在しない。 今日は風や川の影響を受けない所では氷が張り始めていたので、もうじきこの美しい巨体も見ることができなくなってしまうが、ま た春になれば北上のため再会できるであろう。

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巨体のため離陸には10メートル弱の距離が必要である。 2005年11月 11日

またこの時期にはどこからかフクロウがやってくる。 冬の間中見かけることが あるのだが、彼らが動かない限り探し出すのは困難である。 ハンノキの疎林を好み、木の枝から小動物を見つけては急降下して獲物を捕まえる。 

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獲物を捉えるために急降下するフクロウ  2005年11月11日

車でゆっくりとハンノキの森を走っているとかすかな動きが眼に止まった。  Great Gray Owl (カラフトフクロウ)である。 昨年は同じ場所でBarred Owl (アメリカフクロウ)を見たのだが両者の中で縄張り争いは無いのだろうか? (フクロウの名前に関しての記載を訂正しました。) しばらく車の中から観察 すると相手もこちらが危害を加えないと分かったのか、獲物を探し始めた。 外に出て撮影を始めた のだがこちらのことは殆ど気にせず獲物を探している。 首がくるりと回り頭が真後ろに向くのを見るのは楽しい。 1時間ほどの撮影中に何度か急降下したが 一度しか獲物を捕らえることはできなかった。 

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Barred Owl along the Nisga'a Highway 2005年11月11日

クマは冬眠を始たころである。 11月に入ってからはもう大丈夫だろうと思 い、ベアー・スプレーも持たずにジョギングをしていたのだが、未だ寝床に付かないものもいるらしい。 明日からはまた持ち歩こう。

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藪の中からこちらをうかがうクロクマ  2005年11月11日


2005年11月11日 Remembrance Day  ニュー・アイアンチより

個展の お知らせ

2005年11月4日から 27日まで、BC州北部の街 "Terrace" の「Terrace Art Gallery」にて、個展を催行しています。

タイトルは "Beauty of the Nass Valley" ナス河を中心としたナス・バレー付近の風景と、そこに住むニスカ先住民の催し物、野生動物など45点を展示中。

Terrace Art Association
P. O. Box 82
Terrace Libruary, B1F
4610 Park Avenue
Terrace, BC
V8G 4A4



オーロラ写真常設ギャラリーのお知らせ


カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州最大の都市、バンクーバーにて、作者のオーロラ写真の展覧を行っています。 気軽に入れる、お洒落な居酒屋風レスト ランですので、当地にお越しの際には是非お立ち寄りください。

詳 細は、こちらから。
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