mm-top

Canadian North and Aurora Borealis

極北カナダとオーロラ [No021/2005.03.15]

今年もウリカン(蝋燭魚)の季節がやってきた。
世界中で様々な正月があるように、ニスカ族にも似たような行事がある。
ちょうど「Chinese New Year」の時期に近いのでいまでは「ニスカ・ニュー・イヤー」と呼ぶものもいるが(ニスカの人々は中華料理が大好きである)、実際はこのウリカン漁を控 えた時期の行事である。

つい最近まで、ナス河下流域に住むニスカ族は地形的に陸の孤島となっていた。 嵐の多い冬季は数ヶ月にわたり船で街に出て食料を入手することも出来なかっ た。 夏の間に蓄えた食糧が無くなり始めた3月の中旬には必ず、このウリカンが大群でナス河にやってくる。 まことにSaviour Fish (救世の魚)であったのだ。 

P104-6007
15〜20cmほどのウリカン

今年のこの行事「Hobiiyee(ホービエー)」は2月25、26日の2日 間にわたりGingolx (Kincolith)で行われた。 以前はニスカ族の4つの村で交互に行うしきたりだったようだが、村によっては順に回ってきた年に何らかの事情で開催 できないこともあり、多くのニスカ族が住むPrince RupertやVancouverで行われるときもある。 今回Gingolxに道が出来て最初のHobiiyeeだったこともあり、当初から多数の(街 に住む)ニスカ族および他の民族が集まることが予想された。 人口300人強の村で皆の家を提供して宿泊させ、朝昼晩すべての料理を振舞うのであるから大 変な騒ぎである。 街や村ごとにドラム・ダンスのグループが結成され、ニスカ族のみならず周辺からも多数のグループが参加して毎晩夜更けまでこの行事は続 いた。

一昨日隣人がスーパーの袋を下げてやって きた。 中には捕れたてのウリカンがいっぱいだ。 ナス河上流のニュー・アイアンチ付近ではこの魚を捕獲できないのだが、下流まで捕りに行ったらしい。  この時期にはみなそわそわして、ウリカンのことで頭がいっぱいになるのである。

P104-6053
捕れたてのウリカンはピン ク、緑、オレンジに光り輝いている

数トン単位で捕獲するために、保存のための燻製や、干物、ウリカン・グリース 作りでこれから1ヶ月はとても忙しくなる。 調理したものはみな頭から全てを食べるのである。 が、鯵のフライのようにして食べるのが一番おいしいのでは と思うのだが、こちらの人はウリカンを捌いたりしないのである。 調理して持っていくと、みな「こんな小さい魚をよく...」と言うが、いつでも大人気で ある。

P104-6187
雪解けが始まり増水を始めたナス河上流、3月13日

2005年3月15日 ニュー・アイアンチより。

NEW! 個展のお知らせ

2005年8月5日から27 日まで、BC州北部の街"Smithers"の「Smithers Art Gallery」にて、個展を催行することになりました。

タイトルは "Northern Skies" 北国の空の微妙な色をフィルムに印刷して展示します。

お問い合わせは下記まで。
Smithers Art Association
P. O. Box 122
Central Park Building
1425 Main Street
Smithers, BC
V0J 2N0
火曜日〜土曜日 12:00〜16:00 営業



オーロラ写真常設ギャラリーのお知らせ


カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州最大の都市、バンクーバーにて、作者のオーロラ写真の展覧を行っています。 気軽に入れる、お洒落な居酒屋風レスト ランですので、当地にお越しの際には是非お立ち寄りください。

詳 細は、こちらから。
Yuji's Japanese Tapas

[発行者:Blue Moon Promotions ][ メール

※このメールマガジンは、 『まぐまぐ』を利用して発行しています。
■発行周期:不定期 / ■マガジンID:0000123224

バックナンバーはこちらへ。
購読の解除・メールアドレスの変更はこちらへ。
「画像が見えない」という方はこちらへ。

当メルマガに掲載されている文章、写真等の無断転載・転用は禁止します。
Copyright©2003 Blue Moon Promotions. All Rights Reserved.

www.blue-moon.ca